好きなものを語る

ドルオタでハロオタ。ときどきジャニーズ

「これは経費で落ちません」が予想以上に重岡。

皆さんこんにちは!羽根です!

 この前、NHKで7月からスタートするドラマ「これは経費で落ちません!」に営業部のエース山田太陽役でジャニーズWESTの重岡くんが出演することが発表されましたね~!!主演は多部未華子さんっていうのもうれしいし、何よりサラリーマン姿の重岡くんが見れるのがめちゃくちゃ楽しみです!!(今回は多分1話で死んだりしないし(笑))

 

www.nhk.or.jp

 

うちの親がたまたまこのドラマの原作小説が好きで家にあって、ドラマ化のことを話したら「しげちゃん絶対ぴったりだわー!!太陽君!!!」って絵にかいたようなおばちゃんのはしゃぎ方ではしゃいでいたので、それならと思ってちょっと借りて読んでみたんです。

 

 

・・・・・・・・・・重岡くんだわ、これ。

 

定時すぎの経理部に事務処理の甘い領収書をもって経費で落とそうと来るのが最初の登場シーンなんですけど、愛嬌はあるけどめんどくさい案件を持ってきた営業・山田太陽に関して、

 

「太陽は笑顔だった。人によってはいい男、というかもしれない。ごつくて男っぽい、いかにも体育会系な雰囲気の顔~~~…」

 「自分の頼みが断られるとは思ってもいない、さわやかにして甘えたような顔である」

 

めちゃめちゃ想像できません!?だいきゃんスマイル(笑)で図々しく「ちょっと定時過ぎてるけどこれ処理してよ」って経理に言う営業マン重岡。最高!!!7月が楽しみになりました!!

 

 

 

しかも、「重岡くんが出るドラマの原作本」というのを抜きにしても相当面白くて、ストレス社会で働くアナタに!って感じです!

 

大まかなストーリーは、

石鹸(せっけん)メーカーの経理部に勤めるアラサー独身女子・森若沙名子(多部未華子)は、貸借対照表のごとく、「何事にもイーブンに生きる」をモットーに、回ってくる領収書や請求書をチェックする。それぞれの伝票には、金額や最低限の事由しか書かれていない。だが、よくよく精査すると、そこにはこの経費に関わった人々の怪しい事実や、はたまた悩める人生まで見えてくる━。

本当は「余計なものは追いたくない」、だけど「公私混同は見過ごせない」森若沙名子が、ヒラの経理女子として、大きな不正事件とまではいかないものの、様々な小ズルい者たちにどうアプローチし、いかにイーブンな関係にするのか?恋に奥手な経理女子と彼女が見つけるワケありの人間模様をコミカルに描く・・・(https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/368233.html)

という感じのいわゆるお仕事小説です。

帯にもある「だいたいの社員は、入社すると少しずつずるくなっていく」っていうコピー、なんとなく身に覚えがあったりしませんか??(笑)「これくらいいいかな」「こういう理由がつけばいいかな」みたいな。そういうありがちなずるさとか、すっごいリアルなんです。この会社どこかにあるんじゃない?っていうくらい。

広報としてTV出演するから、と自分の着る服を「衣装」として経費で落とす美人広報とか、

後輩がまとめた小口の商談を「部長には俺から言っとく」って横取りする先輩営業マンとか。

 

よくあるけど、ちょっとずるくない?みたいなラインの話が絶妙!なのに、決してちょっとずるいこと(物によっては結構ずるいこと、嫌なこともある)をした人に対して、それを糾弾したり、世直し的なことは誰も何もしない。基本的に、主役の経理部森若さん視点で話が進んでいくので、森若さんの中で“イーブン”になる落としどころを見つけたら完結です。

 

何より、森若さんのキャラクターがとても好きで、

・27歳OL

・好きな言葉は「イーブン」

・趣味は映画鑑賞と休日だけ少し華やかにするネイル

彼氏いない歴=年齢だけど、過不足のない今の生活を気に入っている

・地味だけど美人、美人だけど地味。

社内のゴシップやもめごとには首を突っ込まない性格で、巻き込まれそうになってもなるべく回避する主義。また、この問題ごとを回避しようとする姿勢も、頑なだけど人を怒らせたりはしないように慎重で、用意周到過ぎて周りから怖がられてて…こういう人になりたいという気持ちと、生きづらそうという気持ちと半々になりました(笑)

 

ちょっとめんどくさいけど、絶望するほどではない、いいか悪いかで言ったらいい会社って感じの会社のお仕事小説。シリーズ5冊あるみたいなんで、頑張って読み切ってドラマに備えたいと思います!!!